こんにちは、響です!
《恋とはどんなものかしら》はモーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》の中で歌われるアリアの1曲ですね。
恋に恋する小姓ケルビーノが伯爵夫人に対して歌うことで有名なアリアです。
軽やかなメロディの中に、恋の戸惑いや憧れがぎゅっと詰まっています。
実はこの曲、《恋とはどんなものか》《戀の惱み知る君は》など、タイトルにバリエーションがあります。
これは、原題を邦訳する時に発生する表記ゆれなんですよね。
ここでは《恋とはどんなものかしら》で統一してお伝えしますね。
《恋とはどんなものかしら》ってどんな曲?
曲の背景とケルビーノという人物
このアリアが歌われるのは、《フィガロの結婚》第2幕。
恋に恋する年頃の小姓ケルビーノが、伯爵夫人の前で「恋ってどんなもの?」と問いかける場面です。
ケルビーノはまだ少年で、恋心の正体が分からないまま胸を焦がしています。
けれども、そのまっすぐな気持ちは、聴く人の心をやさしく揺らします。
モーツァルトは、そんな思春期の不安や憧れを、まるで光の粒のような音で描き出しました。
この曲が響く瞬間、物語は少しだけ静まり、
「恋を知る前のきらめき」がそっと浮かび上がります。
《恋とはどんなものかしら》を聴くおすすめポイント
このアリアの魅力は、まるでつぶやくような旋律と、ケルビーノの心の動きがそのまま音になっているような自然さです。
伴奏はとてもシンプルですが、弦の柔らかな和音がケルビーノの戸惑いとときめきを包み込むように支えています。
歌の途中で少しテンポが揺れる箇所では、「恋の苦しさ」と「知りたい気持ち」がせめぎ合うように感じられるでしょう。
モーツァルトならではの繊細な“間”を感じながら、その一瞬一瞬を味わうように聴いてみてくださいね。
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