こんにちは。響です。
『亜麻色の髪の乙女』というタイトルを耳にすると島谷ひとみの歌やシャンプーのCMを連想される方が多いと思います。
でも、それ以外にもクラシックで同じタイトルの曲があるのです。
クロード・ドビュッシーの作曲した前奏曲の中に含まれているのが『亜麻色の髪の乙女』です。
こちらでも、この曲についてお伝えしていますが、今回は別の切り口でも紹介したいと思います。
『亜麻色の髪の乙女』ってどんな曲?
『亜麻色の髪の乙女』はドビュッシーの作曲したピアノ曲です。
ヴァイオリンでの編曲版もあるので、そちらを耳にしたことのある方も多いと思います。
24曲ある前奏曲集の第1巻・第8曲に収録されている曲です。
この曲は優しい旋律による叙情美溢れる曲で、調性もはっきり変ト長調に定まった旋律的で短い小品なんです。
ドビュッシーの小曲はどれも魅力的ですが、この曲も印象に残る曲ですよね。
ドビュッシー(Debussy) :前奏曲集第1集 / Preludes 1 亜麻色の髪の乙女 “La fille aux cheveux de lin”
金子一朗(Ichiro Kaneko) 2009年8月26日 東京文化会館小ホール (Aug. 26th,2009 Tokyo Bunka Kaikan)
CMでの使用例
『亜麻色の髪の乙女』はドビュッシーの曲の中では旋律的にもはっきりしているのでわかりやすい曲だと思います。
CMで流れているので耳になじんでいるという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今までにこの曲を使ったCMにどのようなものがあるのか調べてみました。
幸楽苑 鳥白湯らーめん
CM名「鶏白湯 美しい人」
らーめんとクラシックのコラボというのも印象的ですよね。
まさか、らーめんのCMでこの曲を耳にするとは思っていませんでした。
ダイハツ第3のエコカー
CM名「日本のどこかで」
毎年、いろいろなパターンで制作されているCMの中の1本です。
エコカーのイメージと曲のイメージがぴったりだと思っているんですが、どうでしょう?
ソフトバンクモバイル復興支援ポータルサイト
CM名「星空」
白戸家のお父さんといえばご存じの方も多いですよね。
月に向かうすがたとこの曲は雰囲気がよくあっていますよね。
ロッテ チョコパイ
CM名「お留守番」
お菓子のCMで目にしたことあるでしょうか?
お留守番というイメージと穏やかな雰囲気の曲との組み合わせですよね。
ドラマや映画で使われているの?
いろいろなCMで使われている『亜麻色の髪の乙女』ですが、ドラマや映画で使用されているのか、というのも気になりますよね。
そこで調べてみましたが、なかなかみつからない。
そんな中、知恵袋で回答を見つけたのでご紹介しますね。
日曜プライム ドラマスペシャル「警部補・碓氷弘一 ~マインド~」↓ 2018年11月25日テレビ朝日放送のドラマですが、このエンディングに使われていたようですね。
引用:知恵袋
このドラマですが、「ST警視庁科学特捜班」シリーズで知られる今野敏の「碓氷弘一シリーズ」を映像化したもののようです。
『亜麻色の髪の乙女』が使用された~マインド~は第2弾。
ユースケ・サンタマリアさんがミステリアスな事件の謎に挑む刑事役を熱演したドラマです。
CMだけではなくこういうドラマにも使われるということは、それだけこの曲が魅力的だということですよね。
『亜麻色の髪の乙女』はCMだけのなのか調べてみたまとめ
ここまでどのようなメディアで『亜麻色の髪の乙女』が使われているのか調べてみました。
CMが多かったですが、ドラマでも使用されていたというのは新しい発見。
そのCMも調べた以外にも使用されている実例は多いように思います。
流れるような旋律はBGMにピッタリだと思います。
そして、この曲は3分未満という長さなのでCMに使うのにはちょうどいいのかもしれませんね。
調べたCMでは冒頭からのフレーズを使っているものがほとんどでした。
ひよっとすると、それ以外の部分を使ったCMや劇伴(ドラマ内で使用する曲)があるのかもしれません。
そういうのを探すのもちょっと楽しいかな、と思ってしまいました。
『亜麻色の髪の乙女』というとヴィレッジシンガーズや島谷ひとみの歌った曲の印象が強いですよね。
でも、ドビュッシーの作曲したこの曲の魅力も感じてほしいな、と思ってしまいます。
ドビュッシーといえばフランス印象派を代表する作曲家です。
『月の光』『海』『アラベスク』など有名な曲が多いですが、『亜麻色の髪の乙女』も彼の人気曲の中の一つです。
お気に入りの演奏を聞くのもいいですし、楽譜を手に入れて自分で弾いてみるのもいいですよね。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。