こんにちは。響です。
ベートーヴェンの『月光の曲』を弾いてみたい!
そう思うけれども、どれくらい難しいのかわからない。楽譜の入手法がわからない。
そんな悩みはありませんか?
この記事では『月光の曲』がどんな曲か、難易度、楽譜の入手方法などをわかりやすくお伝えします。
『月光の曲』がどんな曲かということを知れば、弾きこなしていくこともできますよ!
ぜひ、最後までお読みくださいね。
『月光の曲』ってどんな曲?
『月光の曲』がどんな曲なのかまとめてみました!
題 名 | ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2 |
原 題 | Sonate für Klavier Nr.14 “Sonata quasi una fantasia” (Mondscheinsonate) cis-moll Op.27-2 |
作曲者 | ベートーヴェン (Beethoven, Ludwig van) |
調 性 | 嬰ハ短調 (cis moll) #4個 |
難易度 | E(上級) |
作曲年 | 1801年 |
ピアノピースでは『月光の曲』となっていますが、正式にはピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2 『幻想曲風ソナタ』です。
名探偵コナンの神回ともいえる『ピアノソナタ『月光』殺人事件』でも使われている曲なので、耳にされた方も多い曲だと思います。
『月光ソナタ』というのはこの曲の愛称ですが、ドイツの音楽評論家、詩人であるルートヴィヒ・レルシュタープのコメントがもとになっています。
レルシュタープはこの曲の第1楽章がもたらす効果を指して「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と表現しました。
それから10年も経たないうちに、『月光ソナタ』という名称がドイツ語や英語による出版物において使用されるようになりました。
そのため、19世紀終盤になるとこの名称が世界的に知られるようになったというわけです。
曲の内容は、伝統的な古典派ソナタというより、ロマン的な表現に近くなっています。
緩やかな第1楽章、軽快な第2楽章、急速な第3楽章と楽章が進行するごとにテンポが速くなる序破急的な展開が印象的な曲です。
この曲はピアノソナタ第8番『悲愴』、ピアノソナタ第23番(熱情)と並んで3大ピアノソナタと呼ばれることもあるんですよ。
他の曲もまた聞いてみてくださいね。
『月光の曲』を作曲したのは?
『月光の曲』を作曲したのはL.vベートーヴェンです。
数多くの名曲を作曲した彼ですが、この曲はベートーヴェン自身により「幻想曲風ソナタ」という題名がつけられているんです。
月光の曲を作曲したころのベートーヴェンは、作曲家としての過渡期ともいえる時期でした。
この作品に関しても『幻想曲』というタイトルが示すように、即興的な要素が持ち込まれています。
それだけではなく、初めて意識的にペダル(当時は肘梃子)の使用(第一楽章)を細かく明記したりと、さまざまなアイデアを聴くことができるんですよ。
『月光の曲』 が作曲されたのはいつなの?
この曲は1801年に作曲されました。
この年は、ベートーヴェンが30歳のときです。
曲は伯爵令嬢ジュリエッタ・グイチャルディに献呈されました。
このジュリエッタはアントン・シンドラーが書いたベートーヴェンの伝記では「不滅の恋人」であるとされているんですよ。
『月光の曲』 の難易度はどれくらい?
この曲の難易度はEという段階に分類されています。
Eは上級に分類され、ショパンの『軍隊ポロネーズ』、メンデルスゾーンの『ロンド・カプリチオーソ』、リストの『愛の夢 第3番』など一度は弾いてみたい!という憧れの曲がたくさんあります。
一気に弾くのは難しいかもしれませんが、少しずつ練習していけば必ず弾けるようになる曲です。
頑張って練習してみてくださいね。
『月光の曲』 の演奏動画をご紹介
『月光の曲』 の演奏動画があるかYouTubeで探してみました。
いろいろな方の演奏がありますが、今回は中村紘子さんの演奏をお楽しみください♪
YouTubeで検索すれば他の演奏もあるので、お気に入りをみつけてみてくださいね。
ベートーヴェンのピアノソナタの中でも、そのポピュラーな旋律によって広く親しまれている曲ですよね。
耳にされたことが多い方もいらっしゃると思います。
第一楽章の厳かさ・精神性はセレナードというより、諦観というイメージでしょうか?
一転して、第三楽章では激しい昂ぶりをもって展開されるのですが、嵐や稲妻といったイメージもありますよね。
とても魅力にあふれた曲だと思います。
『月光の曲』 の楽譜を入手する方法
『月光の曲』 は楽器店に行けば、楽譜を手に入れることができます。
でも、近隣に楽器店がないという方もいらっしゃると思います。
そういう方のために、インターネットで購入できるか調べてみました。
『月光の曲』 だけを入手しようと思ったら全音ピアノピース、もしくはインターネットで楽譜を購入できるぷりんと楽譜がおススメです。
ベートーヴェンの他のソナタも弾きたい!
そう思っているのなら、ソナタアルバムを購入するのもいいでしょう。
でも、『月光の曲』だけが弾ければいい。
そう思っている場合は、ピアノピースの購入をおすすめします。
全音ピアノピースでは原曲のままですが、ぷりんと楽譜ならアレンジされた楽譜も手に入ります。
1曲500円程度で購入できるので、アレンジしたものを弾いてみたい!と方はこちらで探してみるのもいいですね。
ピアノピースで欲しい!という方はこちらのリンクからどうぞ。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。